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2008年11月18日

 ■ 命をいただく

映画「ブタのいた教室」が議論を呼んでいる。
小学校のクラスで、卒業時に食べると決めて飼い始めたブタの最後の処分をめぐるドラマが展開する。
命あるものを食べるということを教えるいい機会だという意見もあれば、否定的な意見もある。
スーパーに並ぶパック詰めの肉と生身の豚が結び付きにくい現代だからこそ、大きな意味を持つ。畜産農家は同じように手塩にかけた豚や牛を出荷しているのだ。
でも、これが魚だったらどうだろう? 同じように飼育したタイやハマチならこんな議論にはならなかったように思う。人に近い体温のある哺乳類だからこうした感情が湧くのだろうか。
名前をつけることが感情を移入させるのかもしれない。以前、ペットの話をしていたとき、そばにいたアジアの人に、「お国では犬にどんな名前を付けることが多いの?」と聞いたところ、犬は食用になるので名前は付けないと言われ、ショックを受けた記憶がある。ウサギだってペットとしてブームになっているが、海外では普通に食べられている。思い返せば、日本でも鶏が家で飼われ、食用にされていたのはほんの数十年前のことだ。
世界的な食糧危機が懸念される現在だからこそ、省エネ、CO2削減とともに、食べ物を大切にすることを改めて考えたい。

投稿者 sankeimedix : 2008年11月18日 11:29

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